HTTP 304 未変更とは何ですか?

HTTP 304 Not Modified ステータスコードは、アクセスしようとしているリソースが最後のリクエスト以降変更されていないことを示します。サーバーはリソースを再送信せず、ブラウザーがキャッシュからリソースを表示することを期待します。

304 Not Modified ステータスコードは、クライアントが既にリソースをキャッシュ内に持っているため、不要なデータ転送を防止します。これにより、帯域幅の使用量が減少し、リソースへのアクセス速度が向上します。

304 Not Modified は、HTTP ステータスコードの 3xx シリーズに属します。

3 ステータスコードがリダイレクトであることを示します
xx は HTTP リクエストのステータスに関するより具体的な情報を提供する 2 つの数値のプレースホルダー。

304 Not Modified ステータスコードの仕組み

304 Not Modified ステータスコードは、クライアントのデバイスまたはシステムで発生するため、クライアント側のリダイレクトと見なされます。その仕組みを詳しく説明します。

このプロセスは、ブラウザや Web クローラーなどのクライアントがサーバーに HTTP リクエストを送信することから始まります。この例では、クライアントは yourdomain.com の Web ページへのアクセスを要求します。

GET /index.html HTTP/1.1 ホスト: yourdomain.com

クライアントが初めてリクエストを行う場合、サーバーは 200OK 応答コードと ETag要求されたリソースはメッセージ本文に含まれます。

HTTP/1.1 200 OK ETag:92g93nb790256hwp72b9

ETag (エンティティタグの略) は、クライアントに送信されたリソースの特定のバージョンを識別するための、数字、文字、記号の文字列で構成される HTTP 応答ヘッダーです。リソースが更新されるたびに変更されます。

これで、クライアントが同じリソースにアクセスするために別のリクエストを行うと、 一致しない場合 ヘッダーリクエスト。この If-None-Match ヘッダーリクエストには、前回の訪問時にサーバーがクライアントに送信した ETag が含まれます。

クライアントによっては、 変更後 最後のリクエストの時刻を含むヘッダーリクエスト。

GET /index.html HTTP/1.1 ホスト: yourdomain.com If-None-Match: 92g93nb790256hwp72b9 If-Modified-Since: Fri, 19 Apr 2024 12:00:59 GMT

次に、サーバーは、If-None-Match および If-Modified-Since ヘッダー要求の値をファイルに保存されている値と比較します。一致する場合、サーバーはリソースを送信しません。代わりに、クライアントの最後のアクセス以降リソースが変更されていないことを示す 304 Not Modified 応答コードで応答します。

HTTP/1.1 304 変更されていません

クライアントがブラウザの場合、ブラウザはキャッシュ内にある利用可能なリソースのバージョンを訪問者に表示します。検索エンジンの場合は、以前に保存したバージョンを使用します。

ただし、If-None-Match は If-Modified-Since ヘッダー要求よりも優先度が高くなります。ただし、If-Modified-Since ヘッダー要求の方が実装が簡単なため、より一般的です。

Googlebot が 304 Not Modified とやり取りする方法

Google は If-Modified-Since および If-None-Match リクエストヘッダーをサポートしており、リソースが前回のアクセス以降更新されていない場合はサーバーが 304 Not Modified レスポンスコードを返すことを期待しています。

しかし、 Googleはサイトのリソースをクロールするときは常に、ヘッダーリクエストを含めます。クロールに必要だと判断された場合にのみ、ヘッダーリクエストを含めます。

Google がヘッダーリクエストを含めない場合でも、前回のアクセス以降にコンテンツが変更されていない場合は、Googlebot のリクエストに対して 304 Not Modified ステータスコードで応答するようにサーバーを設定できます。

SEO 304 Not Modified ステータスコードの利点

304 Not Modifiedステータスコードは、サイトのクロール予算クロールバジェットとは、一定期間内に検索エンジンがサイト上でクロールするページの最大数です。

検索エンジンは、サイトをクロールするときに帯域幅を消費します。検索エンジンがサイトをクロールする頻度が高すぎると、帯域幅の大部分が消費され、サーバーに過負荷がかかり、サイトの速度が低下したり、クラッシュしたりする可能性があります。

サーバーの過負荷を避けるため検索エンジンはサーバーの容量を推定し、訪問者にパフォーマンスやユーザビリティの問題が発生しないようにクロールバジェットを設定します。

しかし、小規模なサイトではクロールバジェットを気にする必要はなく、通常、10,000以上のユニークページを持つサイトや、URLが次のように分類されるサイトでのみ問題となります。発見済み – 現在インデックスされていません Google Search Console で。

推定サーバー容量は実際のサーバー容量とは無関係であることを知っておくことが重要です。Google は特定の基準に基づいてサーバー容量を推定しており、推定値が実際のサーバー容量よりも低くなるのは正常です。

304 Not Modified ステータスコードのその他の利点

SEO の利点に加えて、304 Not Modified ステータスコードは、訪問者と検索エンジンにいくつかの実際の非 SEO の利点を提供します。

304 Not Modified ステータスコードを使用すると、訪問者はサーバーからリソースを取得するために費やすデータを節約できます。また、サーバーからダウンロードするのではなく、ブラウザーから取得するため、訪問者はリソースにすばやくアクセスできます。

一方、検索エンジンはインターネットをクロールするために多くのリソースを消費します。検索エンジンには無限のリソースがないため、304 Not Modified ステータスコードにより、検索エンジンは限られたリソースを使用して同じリソースを繰り返しクロールできなくなります。